薬剤師の働き方は“現場”だけじゃない時代へ――AIとスキルで選択肢を広げるということ

AIで変わる薬剤師の仕事
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はじめまして、ハルと申します。

薬剤師として長く現場に立ってきましたが、私は今、新たな働き方を目指して準備を進めています
それは、「在宅ワークで現場の薬剤師さんたちを支援する」という立場です。


親の介護で一度離職したことをきっかけに、働き方を見直しました。
復帰にあたって、従来の「外来・調剤中心」の働き方に不安や限界を感じる中で、
ChatGPTに問いかけてみたところ、思いがけず多くの“新しい可能性”に出会いました。


◆ これからの薬剤師が変化していく10の方向性

日本の人口構造の変化、高齢化、医療DXなどを背景に、薬剤師の業務や役割は確実に変わっていきます。

以下は、私が情報収集を通じて感じた、これからの薬剤師が変わっていく方向性10選です。


  1. 在宅医療の拡大
     → 高齢患者が増えるなかで、訪問・内勤支援などの新たな需要(2040年には人口の35%は65歳以上)
  2. 外来・調剤業務の縮小とドラッグストア化
     → 調剤の比率が減り、相談・提案・接客が増える(外来患者数のピークは今です)
  3. テレファーマシー(遠隔服薬指導)の拡大
     → オンラインで患者とつながる新しい指導の形
  4. 薬局DX・業務の自動化
     → 調剤ロボット・クラウド管理などで、現場業務が変化
  5. 電子カルテや訪問看護記録との連携
     → 他職種とスムーズに情報共有できる体制の強化
  6. 地域薬局ネットワークの形成
     → 薬剤師が「地域包括ケア」の一員としての役割を果たす
  7. PBM(処方管理サービス)への参画
     → 新しい“間接支援型”の薬剤師業務
  8. オンライン薬局・eコマース対応
     → 販売や相談がすべてWeb上で完結するモデル
  9. AI補助ツールの普及
     → ChatGPTなどによる薬歴補助・業務サポート
  10. テレワークでの裏方的支援職
     → 薬歴記録、マニュアル整備、QA作成など在宅でできる支援業務

◆ 現場の薬剤師さんへのアドバイス

いま現場で働いている方へ、私が強く感じているのは
「少し先を見て、スキルを選んでおく」ことの大切さです。

たとえば――

  • ChatGPTを使って説明文を整理できるようにしておく
  • ノーコードツールでマニュアルや在庫管理のアプリを作ってみる
  • 自分の薬局業務をテンプレ化し、効率化してみる
  • 「この作業、毎回繰り返してるな」と思ったら、自動化できないか考えてみる

こうした視点を持つだけで、仕事の質も、転職の選択肢も大きく変わってきます


◆ 転職時に意識したい「未来への視点」

今後、薬剤師の求人も「外来ありき」ではなくなっていきます。
面接や職場選びでも、以下のような視点を持っておくとよいでしょう。

  • 在宅・内勤の可能性はあるか?
  • DX(IT化)の流れに前向きな職場か?
  • ChatGPTやAIに抵抗がない組織か?
  • 複業やリモートワークの可能性はあるか?

今後は、こうした「柔軟な働き方」を許容できる薬局や企業が、薬剤師にとって魅力的な選択肢になると私は思います。

◆ そして、私の今

私は現在、ChatGPT・ノーコード・コーディングの学習を進めながら、
在宅勤務で現場の薬剤師さんを支援する仕事を目指しています。

薬歴作成のプロンプト設計、マニュアル整備、現場向けツールの構築など、
「自分が現場で大変だったこと」を、今の知識でサポートに変えていきたい。

そんな思いを持ちながら、一歩ずつ、キャリアを“再構築”しているところです。


◆ 最後に

薬剤師という資格は、これからもっと多様な働き方に開かれていくと思います。
AIやITが業務の一部を担うようになるからこそ、
人間にしかできない価値を、どこでどう発揮するかが問われる時代になるはずです。

そしてそのヒントを、私はChatGPTとの対話の中で見つけました。

この記事が、同じように働き方に迷う方、
キャリアを変えたいと考えている方の背中を、少しでも押せたらうれしいです。

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